お中元の歴史

<お中元の歴史>

古代中国の三官信仰と日本の御霊祭りが結びついたというのが定説です。

1.三官信仰とは?

天神様・慈悲神様・水宮(水と火の難を防ぐ神様)の三人の神様を
信仰するもの。
それぞれの神様がお生まれになった日(三元)に、日ごろ犯している自分の罪の
贖罪のために貢物をささげる風習があり、

・上元(1月15日) 天神様
・中元(7月15日) 慈悲神様
・下元(10月15日)水宮

となっていました。
上元・中元・下元を合わせて「三元」と言い、「お中元」という呼び方はここからきています。

2.御霊祭りとは

年に2回、ご先祖様の霊を祀る行事

・お盆(7月・一部地域は8月)
・年末

この1と2が結びつき、「お中元」となり、江戸時代に庶民一般の贈答行事として広まりました。